こんにちは、凪です。
前回の記事では、夫の残業代請求について、弁護士さんを通して前職場へ請求したところ、まさかの「ゼロ回答」。
その後、弁護士さんから「裁判の準備をしておきましょう」と言われたところまでを書きました。
今回は、そこに至るまでに我が家で集めてきた、
「これ、残しておいて本当によかった……!」
と思った、残業代請求のための証拠集めについて書いてみようと思います。
「残業代を請求したいけど、タイムカードだけで大丈夫?」
「会社から『その時間は働いていない』と言われたら?」
「そもそも、何を証拠として残しておけばいいの?」
そんな疑問を持っている方もいるかもしれません。
実際、夫の元職場からも、
「タイムカードは社外でも、どこでも打刻できる。実際の出退勤時間とは異なる」
という反論がありました。
「え、そこを言ってくるの……?」
というのが、私の正直な感想でした(笑)。
だからこそ今回改めて感じたのが、
タイムカード以外の記録も、できるだけ残しておくことが大事だったんだな
ということ。
この記事では、我が家が実際に残していたものを中心に、残業代請求を考えたときに確認しておきたい記録についてまとめます。
※この記事は、我が家が実際に経験した残業代請求について、個人の体験としてまとめています。残業代請求の可否や必要な証拠はケースによって異なるため、具体的な判断については弁護士などの専門家へご相談ください。
残業代請求で残しておきたい証拠7つ
まず、実際に我が家が用意した証拠をまとめました。
- タイムカードのデータ
- 日々の仕事メモ
- 給与明細(過去4年分)
- 雇用契約書・就業規則
次に、我が家でも
「あればよかった」と思った証拠を含めた7つ
- タイムカード・出退勤記録
- 日々の仕事のメモ
- 雇用契約書・就業規則
- パソコンのログイン・ログアウト記録
- 業務メール
- LINEなどの業務連絡
- 会社のシステムへのアクセス記録
などです。
全部が必ず証拠になるという意味ではありません。
でも、あとから
「この日は何をしていた?」
と確認するときに、複数の記録があると事実関係を整理しやすくなります。
① まずはタイムカード
デジタルのタイムカードの場合
夫の元職場では、会社から支給されていたスマホにタイムカードのアプリが入っていました。
しかも、そのアプリは打刻した場所の位置情報も記録されるタイプ。
つまり、システム上は「どこでも打刻できる」状態でした。
夫は必ず会社の敷地内で打刻するようにしていたので、
「社外でも打刻できるから、実際の出退勤時間とは違う」
という会社側の主張に対しても、記録を確認することができました。
デジタルで残っている勤務記録は、確認できるうちに保存しておくことが大切だと感じました。
アナログのタイムカードなら「写真を撮る」
昔ながらの紙のタイムカードを使っている会社も、まだまだありますよね。
私自身、以前勤めていた会社ではタイムレコーダーを使っていました。
その頃から私がやっていたのが、
月末にタイムカードを写真に撮ること。
特に会社に不満があったわけではありません。
「あとで確認できたら便利だな」
くらいの感覚でした。
でも、今になって思うと、
これ、やっておいてよかった。
残業代を請求する・しないに関係なく、自分の勤務記録を残しておくことは無駄ではないと思います。
もしタイムカードを自分で保存できない場合でも、ほかに勤務時間を確認できる記録がないか探してみることは大切です。
例えば、
- パソコンのログイン・ログアウト記録
- 業務メールの送信履歴
- LINEなどの業務連絡
- 会社のシステムへのアクセス履歴
- 入退館記録
など。
ただし、会社のデータを無断で持ち出すなど、トラブルになる方法は避けましょう。
「これって保存していいの?」
と迷った場合は、弁護士さんに相談するのが安心です。
実は一番「助かった」と感じたのが、自分のメモ
そして、我が家の場合。
意外と大きかったのが、
日々の仕事のメモでした。
私は昔から、かなりの「メモ魔」です(笑)。
スマホにも予定は入れますが、通知が来たりSNSアプリが目に入ったりすると気が散るタイプ。
なので、仕事中は手帳や大学ノートにひたすら書いていました。
書いていたのは、
- 日付
- その日のタスク
- 上司からの指示
- 誰から依頼されたか
- 誰に確認・承認してもらったか
- 翌日に持ち越した仕事
など。
とにかく、自分が後から見て分かればOK。
きれいに書く必要もありません。
まず大学ノートにどんどん書いて、あとから手帳に大事なことだけまとめる。
そんな感じでした。
夫も私も、夫婦そろってかなりのメモ魔です(笑)。
「暇つぶしをしていた」という会社の主張に、メモが役立った
今回、特にメモの存在が大きかったのがここです。
会社側から、
「早く出社していた時間は、朝食を取ったり暇をつぶしたりしていた」
というような主張がありました。
……これには、さすがに私も怒りました(笑)。
でも、当時の夫のメモを確認すると、その時間帯に何をしていたのかをある程度たどることができました。
例えば、
4月1日
- ○○さんへメール
- ○○さんへサンプル送付
- ○○案件、サンプル確認後に△△さんへ報告
- △△さんから新案件用サンプルの依頼
- 「明日の朝までに急ぎ」とのこと
4月2日
- 前日に依頼された新案件用サンプルの対応
- ○○さんへメール
- ○○さんへサンプル送付
こんな感じです。
もちろん、メモだけですべてが証明できるわけではありません。
でも、
「この日は何をしていた?」
「この案件はいつ依頼された?」
「この仕事はいつ頃やっていた?」
と振り返るときに、かなり役立ちました。
会社側から「暇つぶしをしていた」と言われたときにも、
「いや、この日にこんな仕事してるやん……」
と、反論するための材料を整理することができました。
何気なく書いていた仕事のメモが、こんなところで役立つとは思っていませんでした。
メモは「そのときの自分」を助けてくれる
夫の場合、毎日の細かい業務をすべてメモしていたわけではありません。
そこで、メモに残っていないような「日常的にやっていた業務」については、私たちで記憶をたどりながら整理しました。
これが、地味に大変でした。
「そういえば、あの仕事もしてたよね」
「これっていつ頃だっけ?」
「この案件の前に、確か○○があったよね」
と、記憶を掘り起こしていく作業。
だからこそ、
そのときは何気なく書いていたメモが、あとから自分たちを助けてくれることがあるんだな
と思いました。
私は仕事の愚痴までメモしていた(笑)
ちなみに、私の大学ノートには仕事の愚痴も大量に書いてあります(笑)。
昔の職場に、なかなか強烈なお局さんがいまして。
新人への当たりがかなり強く、さらっと人格否定をするようなこともありました。
私自身も入社当時はいろいろ言われましたが、私は言い返すタイプだったので、途中からあまり言われなくなりました(笑)。
ただ、新人への対応がどうしても気分悪くて。
新人の代わりに私が言い返したり、何かあったときには細かくメモしたりしていました。
時間まで書いていたので、今読み返すと、
「あ~、こんなこともあったな……」
と、ちょっとしたタイムカプセル状態です(笑)。
直接、今回の残業代請求に役立ったわけではありません。
でも、当時は社内で起きたトラブルの原因を思い出すきっかけにはなり役立った経験もあります。
一つの出来事を思い出すと、
「あ、そういえばこのとき○○もあった」
と、別の記憶がつながっていくこともあります。
だから私は、今でも何かあったらメモする癖が抜けません。
独立した今も、このスタイルは変わっていません。
雇用契約書や就業規則も確認
そして、忘れてはいけないのが、
雇用契約書や就業規則。
我が家の場合、夫の元職場ではここも確認が必要な状況でした。
「自分はどんな条件で雇われていたのか」
「勤務時間はどうなっているのか」
「固定残業代はあるのか」
など、後から確認したいことが出てくることがあります。
だから、手元にある書類はできるだけ整理して保管しておく。
これも大切だと感じました。
我が家が残していたものを一覧にしてみた
ここまでの話をまとめると、我が家の場合はこんな感じでした。
| 記録・資料 | 我が家の場合 |
| タイムカード | デジタルで保存 |
| 仕事のメモ | 日々の業務内容を確認 |
| 雇用契約書 | 条件の確認 |
| 就業規則 | 勤務ルールの確認 |
| その他の記録 | 必要に応じて整理 |
「これがあれば絶対に勝てる!」
というものではありません。
でも、
念には念を。
残せるものは残しておく。
これが我が家にとっては大事でした。
そして、何より大事だったのは「冷静さ」
証拠集めをしていると、いろいろ思うことがあります。
特に会社側から反論が来たときなんて、
「いやいやいや、違うでしょ!!」
と、言いたくなることもあります(笑)。
我が家の場合、
妻の私 → 怒る
夫 → 冷静
という、見事な役割分担でした(笑)。
でも、今振り返ると、この「冷静さ」は本当に大事だったと思います。
感情のまま会社とやり合うのではなく、
「これは事実なのか?」
「それを裏付けるものはあるか?」
「どう整理すればいいのか?」
と、一つずつ確認する。
その役割を弁護士さんにお願いできたことも、かなり大きかったです。
弁護士さんに相談して、本当によかった
証拠を集めていると、
「これって証拠になるの?」
「ここまで調べたけど、これで大丈夫?」
と、不安になることもあります。
私たちは最終的に弁護士さんに相談しました。
そして、弁護士さんに入ってもらったことで、夫は新しい職場の仕事に集中することができました。
夫自身は転職先で楽しく仕事をしていたので、私ほど引きずっていなかったのですが(笑)、それでも自分で会社とやり取りを続けるより、専門家にお願いできたことは大きかったと思います。
「一人で戦わなくていい」
と思えるだけでも、かなり心強い。
私たちは、本当に弁護士さんに相談してよかったと思っています。
残業代請求を考えているなら、まず「記録」を残しておこう
今回の記事で一番伝えたいのは、
「何かあってから集める」のではなく、「何もないときから残しておく」
ということ。
タイムカードだけではなく、
- 業務メール
- 業務連絡
- パソコンの記録
- 入退館記録
- 日々の仕事のメモ
- 雇用契約書
- 就業規則
など。
何気なく残していたものが、後になって「あってよかった」と思うことがあるかもしれません。
もし今、
「残業代を請求できるのかな?」
「会社に言いたいけど、何から始めればいい?」
と悩んでいるなら、まずは今手元にある資料や記録を整理してみるのも一つの方法です。
そして、自分だけでは判断できないことは、専門家に相談してみる。
我が家の場合は、弁護士さんに相談したことで、かなり冷静に進めることができました。
我が家が使っていた「メモ道具」
ここからは少し話が変わります(笑)。
私たち夫婦は、かなりのメモ魔。
私は仕事で使っていた手帳と大学ノートに、とにかく何でも書いていました。
独立した今も、このスタイルは変わっていません。
「手書きで仕事を整理したい」
という方には、私が実際に使ってよかったものを紹介しておきます。
愛用していた手帳
B6 エディット EDiT 1日1ページ スープル シンプル デザイン
B6 エディット EDiT 1日1ページ スープル シンプル デザイン見開きが180°開くので、書きやすいです。
1日1ページのノートのようになっているページもありまとめやすく、今でも重宝しております!
とにかく書きやすかったボールペン
ジェットストリーム2&1 多機能ペン MSXE3-500-05今も愛用しています。
とっても書きやすくて、このペンで書くとキレイに字が書けるので大好きです!
※実際に使用した感想をもとに紹介しています。
無料で相談できる窓口もあります
「いきなり弁護士に相談するのはちょっとハードルが高い……」
という方もいると思います。
厚生労働省には、労働問題について無料で相談できる「総合労働相談コーナー」もあります。
残業代だけでなく、解雇、配置転換、職場での嫌がらせなど、幅広い労働問題について相談できます。
まず公的な相談窓口で話を聞いてもらい、そのうえで弁護士への相談を検討するという方法もあります。
まとめ|証拠は「未来の自分」を助けるかもしれない
残業代を請求するかどうかに関係なく、
自分がいつ、どんな仕事をしていたのか。
それを後から確認できるようにしておくことは、決して無駄ではないと思います。
私自身、当時はただ仕事を忘れないために書いていたメモが、何年も経って夫の残業代請求について考えるときに役立つとは思っていませんでした。
何が起こるかなんて、そのときには分かりません。
だからこそ、
「念には念を」
くらいの気持ちで、自分の記録を残しておく。
それだけでも、あとから自分を助けてくれるかもしれません。
そして、もし実際に残業代請求を考えているなら、自己判断で会社とやり合う前に、一度専門家に相談してみるのもいいと思います。
我が家は弁護士さんに相談して、本当によかったです。
さて。
次回は、ゼロ回答のその後、我が家がどんなふうに話を進めていったのかを書いてみます。
果たして、この話はどこに着地するのか。
私自身もまだ分かりません(笑)。
また進展があれば、続きを書きますね。

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